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○ 鹿児島県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(国内10例目)について
11月20日,鹿児島県出水市の家きん農場において,高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。
【農場等の概要】
所在地:鹿児島県出水市高尾野町
飼養状況:約12万羽(採卵鶏)
【経緯】
(1)11月19日,系列農協から鶏がまとまって死亡及び衰弱している旨,北薩家畜保健衛生所に通報があり,農場への立入検査を実施
(2)同日,鳥インフルエンザ簡易検査を実施し陽性
(3)11月20日,遺伝子(PCR)検査を実施した結果,H5亜型であり, 高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認
【今後の対応】
(1)発生農場:飼養家きんの殺処分(午前7時開始),処分家きん及び汚染物品の埋却並びに農場の消毒等
(2)制限区域の設定:発生農場を中心とする3km圏内を移動制限区域,3〜10km圏内を搬出制限区域として制限区域を告示
(3)消毒ポイント:制限区域付近に消毒ポイントを6箇所設置し,関係車両の消毒を開始(午前7時開始)
(4)発生状況確認検査等:移動制限区域内の全ての家きん飼養農場への立入検査等
※今シーズン、非常に感染リスクが高い状況にあります。
農場における消毒,専用作業着への更衣,長靴の履き替えなど飼養衛生管理を徹底してください。
【重点項目】カラス等の野生動物の侵入防止対策の徹底
(1)農場周辺のため池の水抜き
(2)忌避テープの設置
(3)止まり木となる枝の剪定
(4)カラス・ネコ等の対策
(5)死鳥,廃棄卵の適切処理
今シーズンは,例年になく早い時期・速いペースで,全国的に発生が確認されています。本県内にも,既に,高病原性鳥インフルエンザウイルスは侵入しており,県内どの地域で発生してもおかしくない状況です。
家きん飼養農場等においては,引き続き,侵入防止対策の徹底をお願いします。
なお,家きん飼養農場において本病を疑う症状等が確認された場合は,直ちに最寄りの家畜保健衛生所までご連絡ください。
☆個々の農場で!地域ぐるみで!
農場防疫(バイオセキュリティ)対策の徹底をお願いします!!
鹿児島県農政部家畜防疫対策課
TEL099-286-3224
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